実は日本で「写真」という言葉が使われたのは、今から230年前(ダゲレオタイプが発明される75年前)、中国では1250年前からなのだが・・・・・・・
その前に。
■ 「写真」とは「真を写す」???
写真、つまり「写」と「真」の語源を考えてみよう。
(角川漢和中辞典に拠る)
写→寫
旧字体の☆(註:「寫」のうかんむりのない字)が音を表し、卸(シャ)からきている。物を選んできて、家の中に移し、卸すことが原義。ひいて、ものをうつしとる意となった。
真→眞
この字をさかさにすると人がたつ形となり、眞は人がさかさになっている形である。顛倒の意。まことに意に用いるのは信の借用。
と言うわけで「写真」は物を運んで来て家の中に移し、さかさまに卸すことになり「真を写す」という意味は無い。
ここで「カメラオブスキュラ」(Camera Obscura ラテン語)の登場となる。
Camera・・・小さい部屋
Obscura・・・暗い
つまり暗くて小さい部屋の意(イラスト参照)。遠くの風景がピンホールを通って暗い部屋にさかさまに投影される。まさに漢字の語源「写真」そのもの。ただしこの漢字が出来た頃、カメラオブスキュラは存在していない。


